証明写真をコンビニで印刷する——L判に4枚並べて、仕上がりを定規で確かめる

スマホの写真から 35×45mm の証明写真を作り、コンビニのマルチコピー機で L判に印刷する手順です。L判の写真プリントはふちなしで少し拡大されることがあるので、切る前に測って、使える大きさかを判断する方法も書きます。

証明写真をコンビニで印刷するときに一番多い失敗は、写真1枚の画像をそのまま L判で印刷して、35×45mm よりずっと大きく出てしまうことです。L判の写真プリントは、画像を用紙(89×127mm)いっぱいに広げて印刷するためです。正しい大きさで出すには、L判と同じ縦横比の画像に、35×45mm の写真を並べておく必要があります。当サイトの証明写真メーカー(/id-photo)は、その画像を書き出せます。この記事では、印刷用の画像の作り方、コンビニでの印刷の流れ、そして仕上がりが少し大きく(小さく)出たときに使えるかどうかを、定規で測った数字から判断する方法を説明します。

1枚の写真をそのまま L判で印刷すると、なぜ大きく出るのか

画像ファイルには、本来「何mm で印刷するか」という長さは決まっていません。あるのは縦横の画素数だけです。コンビニの L判写真プリントは、受け取った画像を L判の用紙に合わせて拡大・縮小して印刷します。35×45mm の写真1枚だけの画像を入れると、その写真が用紙いっぱいまで広げられ、35×45mm の2倍半を超える大きさで刷られます。

35×45mm で出すには、画像全体を L判と同じ縦横比にして、その中に 35×45mm 分の大きさで写真を置いておきます。そうすれば、用紙いっぱいに広げることが、そのまま正しい大きさで刷ることになります。300dpi(1インチ=25.4mm に 300 画素)で数えると、L判の 89×127mm は 1051×1500px、35×45mm の写真は 413×531px です。

当サイトの証明写真メーカーで提出先に「パスポート(窓口申請・印刷用)」を選んで書き出すと、「L判に4枚並べてダウンロード」というボタンが出ます。この画像は 1051×1500px で、同じ 413×531px の写真が縦2列×横2列に並び、まわりに切り取り用の灰色の線が引いてあります。4枚の間と外側の余白は等しく取ってあり、左右は 75px(約 6.4mm)、上下は 146px(約 12.4mm)です。余白が数mm あるので、ふちなし印刷で用紙の端が少し切れても写真にはかかりません。

コンビニで印刷する流れ——店によってサービスが違う

コンビニの写真プリントは、スマホから画像を登録し、店のマルチコピー機で番号を入れて印刷する形が一般的です。どのサービスが使えるかは店によって違います。セブン‐イレブンは「ネットプリント」(富士フイルムビジネスイノベーション)で、公式サイトによると、ユーザー登録なしで使えるアプリ「かんたんnetprint」の印刷期限は1日、ユーザー登録すると30日です。ローソンやファミリーマートなど、シャープのマルチコピー機を置いている店は「ネットワークプリント」で、会員登録なしでも使え、データの保存期間は登録日を含めて8日(1〜30日で変更できる)と案内されています。

どちらでも、選ぶのは「L判」の写真プリントです。登録するのは、4枚並べた画像のほうで、写真1枚の画像ではありません。ネットワークプリントには「証明写真プリント」というメニューもありますが、4枚並べた画像はすでに並べ終えたものなので、普通の L判写真プリントで印刷します。証明写真プリントのメニューがどの大きさで並べるかは、当サイトでは確かめていません。

登録するときや印刷するときに、トリミング(切り取り範囲の調整)や拡大の設定がある場合は使わないでください。画像の一部が切り取られると、写真の大きさが変わります。料金や操作画面の細かな手順は、サービスと機械によって違い、変わることもあるため、この記事には書きません。各サービスの公式の案内で確かめてください。

ふちなし印刷では少し拡大される——だから切る前に測る

4枚並べた画像を使っても、仕上がりがぴったり 35×45mm になるとは限りません。ネットワークプリントの公式のよくある質問は、L判写真プリントはふちなしで印刷するため、登録した画像を拡大して上下左右がフィットするように印刷する、と説明しています。用紙の端まで色を載せるために、画像が用紙より少し大きく広げられるということです。逆に、プリント領域を設定してフチありで印刷すると、画像は用紙の内側に収まるように縮みます。どちらの場合も、どれだけ大きさが変わるかは機械によって違い、当サイトでは測っていません。

そこで、切る前に定規で1枚の写真の幅を測ります。灰色の線は写真の外側に引いてあるので、左右の線の内側どうしの間を測ってください。35mm なら倍率は 100% です。たとえば 36mm なら約 103%、34mm なら約 97% です。高さも同じ倍率で変わっているはずですが、念のため高さ(45mm が基準)も測り、幅と同じ倍率になっているかを確かめてください。

パスポートの写真の規格は、頭のてっぺんからあごまでが 34mm(前後 2mm まで)、写真の上の端から頭のてっぺんまでが 4mm(前後 2mm まで)です。証明写真メーカーで頭頂とあごの線を合わせて書き出すと、顔の長さはちょうど 34mm で作られます。これが拡大・縮小されて 32〜36mm の範囲を外れるのは、倍率が約 94% を下回るか、約 106% を上回ったときです。幅に直すと、1枚の幅が 33〜37mm の範囲に入っていれば、顔の長さは規格の範囲に収まっている計算になります。

少し大きく出た写真を 35×45mm に切りそろえる

幅が 35mm より大きく、37mm 以内に収まっているなら、その写真は切り詰めて使えます。顔の長さは切っても変わらないので、外側の大きさだけを 35×45mm に合わせます。横は、顔が真ん中に残るように左右から同じだけ切ります。縦は、頭の上の余白(規格では 4mm 前後 2mm)を残し、下から切ります。たとえば 105% で出た写真は、頭の上が約 4.2mm、頭頂からあごまでが約 35.7mm なので、下を切っても顔にはかかりません。

幅が 35mm より小さく、33mm 以上なら、顔の長さは規格の範囲内ですが、写真の外側が 35×45mm に足りません。外側の大きさが決められている提出先では、そのままでは使えないことがあります。フチありで印刷していたら、ふちなしで印刷し直すと大きさが変わります。

幅が 33〜37mm の範囲を外れていたら、顔の長さが規格の範囲を外れている計算です。その写真は使わず、印刷の設定を見直して印刷し直してください。なお、ここで書いた範囲は「顔の長さを 34mm で作った場合」の計算です。書き出す前に線をずらしていれば、使える範囲はその分狭くなります。規格には、顔の向き・影・背景など、大きさ以外の条件もあります。それらは証明写真メーカーの画面に「このツールが判断できないこと」として出しているので、印刷の前に確かめてください。

仕上がりの幅から、使えるかどうかを引く早見表

証明写真メーカーで顔の長さを 34mm に合わせて書き出し、L判に4枚並べた画像を印刷した場合の計算です。幅は灰色の線の内側どうしで測ります。

測った幅倍率1枚の大きさ顔の長さ(規格 32〜36mm)判断
37.1mm106%37.1×47.7mm36.04mm外れる。印刷し直す
36.8mm105%36.8×47.3mm35.70mm切りそろえれば使える
35.7mm102%35.7×45.9mm34.68mm切りそろえれば使える
35.0mm100%35.0×45.0mm34.00mmそのまま使える
33.3mm95%33.3×42.8mm32.30mm顔は範囲内。外側が足りない
32.9mm94%32.9×42.3mm31.96mm外れる。印刷し直す

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