スクショの容量が大きい理由と、小さくする方法——PNG・WebP・JPEG を実測で比較

スクリーンショットは PNG で保存されるため、写真より重くなることがあります。上のツールにスクショを入れると、既定の「推奨(自動)」のまま、文字を読める大きさで容量を減らせます。

解像度を維持し、見た目が劣化しない最適なバランスでファイルサイズを削減します。

出力フォーマット
画像のサイズをリサイズ

JPEG・PNG・WebP では、お返しする画像から写真の位置情報(EXIF)などのメタデータが自動で削除されます。(すでに目標サイズ以下などで圧縮しない画像も取り除きます。GIF・AVIF・BMP は当ツールが書き直せない形式のため、再圧縮せずお渡しする場合はメタデータが残り、その旨を結果カードに表示します。HEIC・HEIF も書き直せない形式です。JPEG に書き出し直した画像が元より小さくならなかったときは元のファイルをそのままお渡しするため、同じくメタデータが残ります)

スマホやパソコンで撮ったスクリーンショットは、カメラの写真より画素数が少ないのに、ファイルが意外に重いことがあります。原因はおもに3つで、①PNG という画質を落とさない形式で保存されている、②画面の画素密度が高いので画素数が多い、③写真やグラデーションが写っていると PNG が苦手な絵柄になる、です。この記事では、実際に撮ったスクリーンショット4枚を当サイトの画像圧縮ツールで保存し直し、出力形式ごとの容量を測った結果から、どうすれば小さくなるのかを説明します。上のツールにスクリーンショットを入れれば、設定を変えずにそのまま軽くできます。

スクショが重くなる3つの理由

1つ目は保存形式です。iPhone・Mac・Windows の標準のスクリーンショットは PNG で保存されます(Android は機種や設定によって PNG か JPEG です)。PNG は画素の色を1つも変えずに保存する形式で、文字がにじまない代わりに、写真用の JPEG のように画質と引き換えに容量を削ることができません。

2つ目は画素数です。たとえば iPhone 13 の画面は、表示の上では横 390 という数で組み立てられていますが、実際の画素は縦横それぞれ3倍で、スクリーンショットは 1170×2532px、約296万画素になります。パソコンのフル HD の画面(1920×1080px、約207万画素)より多い数です。

3つ目は写っている絵柄です。同じ 1170×2532px でも、文字が中心の画面は 238KB だったのに対し、写真が大きく写った画面は 906KB と、3.8倍の差がありました。PNG は同じ色が続く部分を短く書けるので、白地に文字のような画面は得意ですが、隣り合う画素の色が少しずつ違う写真やグラデーションは苦手です。

さらに、Android のスクロールキャプチャなどで縦に長く撮ると、縦の画素数がそのまま伸びます。文字中心のページを幅 1170px のまま縦 18294px で撮ったものは 2.65MB でした。

実測:出力形式を変えると、どこまで軽くなるか

測り方は次のとおりです。Chrome の画面撮影機能で、文字中心の画面・写真入りの画面・縦に長い画面(いずれも幅 1170px)と、パソコンの画面(1920×1080px)の4枚を PNG で撮りました。それを当サイトの画像圧縮ツールに「スマート圧縮」のまま入れ、出力フォーマットだけを替えて保存し、ダウンロードしたファイルの大きさを測っています(2026年10月14日、1KB=1024バイト)。実機の iPhone が保存する PNG とは圧縮のかかり方が少し違うので、元の容量は目安として読んでください。

いちばん小さくなったのは WebP で、元の PNG に対して文字中心の画面は 39.3%、写真入りの画面は 20.7%、パソコンの画面は 61.4% になりました。JPEG はそれぞれ 63.0%・29.3%・76.8% です。写真が写っているスクショほど、PNG をやめたときの効果が大きくなります。

一方、「PNG に変換(可逆)」では1バイトも減りませんでした。保存し直した PNG が元より小さくならなかったため、ツールが元のファイルをそのまま返したからです。当サイトの圧縮ツールは PNG の色数を減らす処理をしないので、PNG のまま軽くするには画素数を減らす(リサイズする)しかありません。

既定の「推奨(自動)」は、透明な部分の無い PNG に対して PNG・WebP・JPEG を順に試し、いちばん小さいものを選びます。今回の4枚では、3枚で WebP を、縦に長い1枚で JPEG を選びました。どの形式でも元より小さくならなかったときは、元のファイルをそのまま返します。

縦に長いスクショは WebP にできない

WebP は縦・横とも 16,383px までしか記録できない形式です。縦 18294px のスクリーンショットを「WebP に変換」で保存しようとすると、ファイルは作られず、結果の行に「WebP は縦・横とも 16,383px までしか保存できない」という理由と、切り替え先の出力フォーマットが表示されます。

「推奨(自動)」のままなら、WebP を作れなかった場合は候補から外し、JPEG を選びます。今回の縦長の1枚は 2.65MB から 1.48MB(55.8%)になりました。「WebP に変換」で失敗したときは、出力フォーマットを「推奨(自動)」か「JPEG に変換」に戻してください。

もう1つ気をつけたいのが「サイズ指定」モードです。このモードでは、「画像のサイズをリサイズ」をオフにしていても長辺が 4096px に抑えられます。縦 18294px のスクショなら幅が 262px 程度まで細くなり、文字が読めなくなります。縦に長いスクショは「スマート圧縮」のまま使うか、先にトリミング(/crop)で必要な部分だけに分けてください。

文字のにじみが気になるとき・このツールでできないこと

WebP と JPEG は、容量を減らす代わりに色を少しだけ変えて保存する形式です。スクリーンショットでは文字の輪郭のまわりにわずかなノイズが出ることがあります。読む・共有するだけなら気にならないことがほとんどですが、細かい文字を拡大して見る資料や、あとで何度も編集する素材は PNG のままにしておくほうが安全です。保存し直すたびに劣化が重なる仕組みは、記事「画像を編集して保存すると劣化する理由」(/guides/image-edit-recompression)で実測とともに説明しています。

PNG のまま軽くしたいときは、「画像のサイズをリサイズ」をオンにして幅を小さくします。幅を半分(1170px → 585px)にすると、画素数は 1/4 になります。ただし文字も半分の大きさになるので、小さい文字が多い画面では読めるかどうかを確かめてください。いらない部分があるなら、トリミング(/crop)で切り落とすのも効果があります。

一度 JPEG や WebP で保存した画像を PNG に戻しても、にじんだ輪郭は元に戻りません。元のスクリーンショットは消さずに残しておき、軽くしたものを別に保存するのが確実です。処理はすべてお使いのブラウザの中で行われ、スクリーンショットは外部のサーバーに送信されません。

同じスクショを出力形式ごとに保存した容量(実測)

当サイトの画像圧縮ツール(スマート圧縮・リサイズなし)で、出力フォーマットだけを替えて保存した結果です。かっこ内は元の PNG に対する割合です。

スクリーンショット元の PNG推奨(自動)WebP に変換JPEG に変換PNG に変換(可逆)
文字中心(1170×2532px)238KB94KB(WebP)94KB(39.3%)150KB(63.0%)238KB(元のまま)
写真入り(1170×2532px)906KB187KB(WebP)187KB(20.7%)265KB(29.3%)906KB(元のまま)
縦に長い(1170×18294px)2.65MB1.48MB(JPEG)失敗1.48MB(55.8%)2.65MB(元のまま)
パソコン(1920×1080px)124KB76KB(WebP)76KB(61.4%)95KB(76.8%)124KB(元のまま)

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