背景透過できない・白くなる原因を切り分ける——本当に透明かを、このページで確かめる

上の変換ツールで「JPEG」を選び、「透過部分の色」を赤などの目立つ色にして画像を入れると、透明な部分だけがその色に塗られます。どこが本当に透明かが一目で分かります。

変換後の形式

PNG は透過を保ったまま、劣化なしで書き出します(画質の設定はありません)。

処理はすべてブラウザ内で実行されます。画像が外部サーバーへ送信されることはありません。

背景を透過したはずなのに白くなる原因は、①JPEG で保存した(JPEG は透明を持てない)、②ファイルは透明なのに、表示するアプリや送り先が白く描いている、③透明を表す市松模様が、絵として画像に描き込まれている、の3つにほぼ分かれます。見た目はどれも「白い・透けていない」で同じですが、直し方はまったく違います。この記事では、まず手元のファイルが本当に透明かを確かめる方法を説明し、そのあと原因ごとの直し方と、当サイトのツールで直せないことを書きます。

まず、ファイルが本当に透明かを確かめる

上の変換ツールで「変換後の形式」を「JPEG」にすると、「透過部分の色」という色の選択欄が出ます。ここを赤や紫など、画像に無い目立つ色にしてから画像を入れてください。JPEG は透明を持てないため、透明な部分はこの色で塗られます。透明でない部分の色は変わりません。

結果の見方は3通りです。白く見えていた部分が選んだ色に変われば、そこは透明で、ファイルは正しくできています(原因②)。白のまま変わらなければ、そこは透明ではなく白い画素です(原因①)。市松模様がそのまま残れば、模様が絵として描き込まれています(原因③)。

当サイトで確かめた結果です。右半分が透明な 800×600 の PNG をこの手順で紫にすると、右半分だけが紫になりました。右半分を透明ではない白で塗った PNG では、右半分は白のままでした。この確認で作られるのは新しい JPEG で、元のファイルは変わりません。画像は外部のサーバーに送信されません。

原因①: JPEG で保存した——JPEG は透明を持てない

いちばん多い原因です。JPEG には透明を記録する仕組みが無いので、透明な画像を JPEG で保存すると、アプリは透明な部分を何かの色で塗ってから保存します。多くは白で、黒になるアプリもあります。保存し直すときやアプリの書き出し設定で、形式が JPEG(.jpg)になっていないかを確かめてください。お絵かきアプリやデザインアプリでは、書き出しの形式が PNG になっているか、背景のレイヤーや背景色が表示されたまま書き出していないかの2点も確認します(設定の名前や場所はアプリによって違います)。

当サイトのツールも同じです。形式変換(/convert)で JPEG を選ぶと、透明な部分は「透過部分の色」で塗られ、既定は白です。右半分が透明な PNG を既定のまま JPEG にすると、右半分の画素は RGB(255, 255, 255) の白になりました。画像圧縮(トップページ)で「JPEG に変換」を選んだときも白で塗られます。透明を残したいときは、PNG か WebP を選んでください。圧縮の「推奨(自動)」は、透明な部分がある PNG を JPEG にはしません。

一度 JPEG にした画像は、あとから PNG に変換しても透明には戻りません。上で白くなった JPEG を PNG に変換し直すと、すべての画素が不透明のままでした。白は「白い画素」として保存されていて、どこが透明だったかという情報はファイルに残っていないためです。透明に戻すには、元の透明なファイルを使うか、背景透過(/remove-bg)でもう一度背景を取り除きます。背景透過で「透過」のまま保存すると、形式は必ず PNG になります。

原因②: ファイルは透明なのに、表示や送り先で白くなる

上の確認で選んだ色に変わったなら、ファイルは正しく透明です。白く見えるのは、表示しているアプリが透明な部分を白い背景の上に描いているためです。写真の閲覧アプリや資料作成ソフト、Web ページの多くは、透明な部分の後ろに白い背景があるので白く見えます。別の色の背景に重ねると、正しく透けていることが分かります。

送ったあと・投稿したあとに白や黒になった場合は、送り先のサービスが画像を保存し直した可能性があります。サービスによっては、届いた画像を JPEG などに変換してから相手に見せます。そうなると、相手が受け取った画像は本当に白い画素になっていて、原因①と同じく透明には戻りません。どのサービスがどう保存し直すかは公開されていないことが多く、当サイトでも確かめていないため、ここではサービスごとの挙動は書きません。受け取った画像を上の手順で確かめれば、どちらの状態かは分かります。

原因③: 市松模様が絵として描き込まれている

灰色と白の市松模様は、透明な部分を表すために画面の上でだけ表示する模様です。当サイトの背景透過ツールのプレビューも、透明な部分を市松模様で見せていますが、模様はファイルには保存されません。ところが、Web で「透過」として配られている画像や、画像を作るサービスが出力した画像の中には、この模様そのものが画素として描き込まれているものがあります。ファイルの形式が PNG でも、模様が描かれていれば透明ではありません。

上の確認で市松模様がそのまま残ったら、このケースです。模様を背景として取り除くには、背景透過(/remove-bg)に通す方法があります。ただし当サイトでは、市松模様が描き込まれた画像で試していないため、模様がきれいに消えるかは画像によります。消し残しがあれば、背景透過ツールの手動ブラシで消せます。手に入るなら、模様の無い、本当に透明なファイルを探すほうが確実です。

確かめた結果から原因を引く早見表

上の変換ツールで JPEG を選び、「透過部分の色」を目立つ色にして画像を入れた結果です。

確かめた結果原因直し方
白く見えていた部分が、選んだ色に変わった②ファイルは透明。表示や送り先が白く描いているファイルはそのままでよい。送り先で白くなるなら、受け取った画像を確かめる
白い部分が白のまま変わらない①JPEG などで保存した時点で白い画素になっている元の透明なファイルを使うか、背景透過でもう一度背景を取り除く
市松模様がそのまま残った③模様が絵として描き込まれている背景透過に通すか、模様の無い透明なファイルを探す

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